働くって、なんなんだろう。
社会に出て働いた経験がある人であれば、一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
特に、女性の場合は結婚や出産でキャリア作りのタイミングも難しい。
今回ご紹介する益田ミリさんの『マリコ、うまくいくよ』は、同じ会社で働く3人のマリコが主人公です。
20代、30代、40代の女性には、年代ごとに深い悩みがあるもの。
同じ場面で、それぞれ3人のマリコが全く違うことを考えているのもまた面白い。
漫画なので、短時間で読める手軽さも嬉しいポイント。
ぜひ、読んでみて下さいね!
著者の益田ミリさんとは?
著者の益田ミリさんは、1964年大阪生まれのイラストレーターです。
以下のような代表作があります。
- 『すーちゃん』
- 『沢村さん家のこんな毎日』
- 『こはる日記』
- 『永遠のおでかけ』
漫画の作品が数多く出版されていて、素朴で可愛らしいイラストに4コマ形式が特徴的です。
エッセイ本も何冊か出ています。
『マリコ、うまくいくよ』の概要
『マリコ、うまくいくよ』の概要は以下の通りです。
タイトル | 著者 | 出版日(単行本) | 出版日(新潮文庫) | 出版社 | ページ数 |
『マリコ、うまくいくよ』 | 益田ミリ | 2018年7月 | 2021年8月 | 新潮社 | 210ページ |
『マリコ、うまくいくよ』のあらすじ
本作には、同じ会社で働く、以下のように世代が異なる3人のマリコが登場します。
- 岡崎マリコ(20代)・・社会人2年目
- 矢部マリコ(30代)・・社会人12年目
- 長沢マリコ(40代)・・社会人20年目
20代、30代、40代それぞれの年代ならではの悩みや愚痴など本音が描かれています。
今日も会議で自分の意見が言えなかったと落ち込む20代のマリコ。
トイレで先輩と会うと、特に話すことはないけど黙ってるのも気まずいから、なんとなく天気の話をしてみる20代のマリコ。
分かったような顔で対応してくる後輩にイラッとくる30代のマリコ。
自分のキャラ設定に迷う30代のマリコ。
出世した女性同僚を横目に自分のキャリアについて悩む40代のマリコ。
「何か困ってることない?」っていい先輩風に後輩に聞きたいのに聞けない40代のマリコ。
会社でよくありそうな悩みが、3人の視点で描かれているから飽きずに読めます。
『マリコ、うまくいくよ』を読んだ感想
益田ミリさんの作品を読んだのは初めてでした。
素朴で癒し系なイラストだけれど、表情がコロコロ変化していくので面白い。
3人のマリコの年代ならではの悩みや愚痴などの本音が炸裂していて、意外と毒も吐いているのが面白かったです。
私もこれまで色々な職場を経験しましたが、女性同士の人間関係って本当に難しい!
この話って、相手にとって地雷だった!なんて後から気づくことも多いはず。
『マリコ、うまくいくよ』を読むのがオススメな人
本作は、以下のようなお悩みを抱えている人にオススメです。
- 会社で後輩や先輩の言動にモヤモヤしている人
- 社会人として、女性としての生き方に悩んでいる人
- 癒されたい、勇気をもらえる本を読みたい人
また、小説ではなく漫画なので普段本を読み慣れていない人も読みやすいのが嬉しいポイントです。
『マリコ、うまくいくよ』を読めば、職場でのモヤモヤがあっても元気をもらえる!
今回は、益田ミリさんの『マリコ、うまくいくよ』をご紹介しました。
会社での女性特有のモヤモヤを吹き飛ばしてくれるような作品です。
20代、30代、40代それぞれの悩みが描かれているから、いずれかの年代に特に共感することが多いかもしれません。
ぜひ、読んでみてくださいね!