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『カワイソウ、って言ってあげよっかw』。
タイトルの語尾についた「w」の斬新さと、女子のイラストの表紙のインパクトが特徴的。
タイトルからして、意地悪そうな内容だな、とイメージできます。
とはいえ、ちょっと軽めのテイストの内容とイメージしていたのですが、想像以上に過激で面白かったので、あらすじや読みどころ、感想をご紹介します。
イヤミス好きの私は、とても楽しく読めました!
ぜひ参考にしてみて下さいね!
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』の概要
タイトル | 『カワイソウ、って言ってあげよっかw』 |
著者 | 夏原エヰジ |
出版社 | 講談社 |
刊行日 | 2024年3月11日 |
ページ数 | 309ページ |
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』は2024年3月に刊行された、まだ新しい作品です。
女の子の意味深な泣き顔のイラストと、現代っぽい「w」が使われたタイトルは、とても斬新だと思います。
著者の夏原エヰジさんとは?
著者の夏原エヰジさんは、1991年生まれで、上智大学法学部を卒業しています。
2018年『Cocoon』で第13回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、同作を改題した『Cocoon修羅の目覚め』で作家デビューしました。
Cocoonシリーズとして計11冊を刊行しています。
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』は、2024年3月に刊行された、まだ新しい作品です。
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』のあらすじ
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』は、大学時代からの仲良しアラサー女子5人それぞれが抱える「生きづらさ」に焦点を当てた作品です。
- 自分は「繊細さん」だから生きづらいと感じている仁実
- 「バリキャリ」として仕事も気配りもできる女を演じるのに生きづらいと感じている双葉
- 優しい夫と可愛い二人の子供に恵まれ幸せな「専業主婦」なのに、生きづらい美優。
- 美人でスタイル抜群の「インスタグラマー」の紫保が感じる生きづらさ。
- 生きづらいと感じている友人たちを俯瞰して観察する漫画家の樹
本作のおもな登場人物は大学時代に知り合った友人アラサー女子5人組で、お決まりのカフェで定期的に集まり、近況報告をしています。
それぞれに充実していそうに見えて、実はそれぞれに誰にも言えない「生きづらさ」を抱えています。
現代に存在していそうな、5人の女性の「生きづらさ」は、とてもリアルです。
女性であれば、誰かしらの状況に共感するのではないでしょうか。
連作短編の構成で、各章で5人それぞれが主人公になり物語は進んでいきます。
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』を読んだ感想
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』はタイトルと表紙のインパクトで読みましたが、想像以上に面白かったです!
女同士5人のドロドロの関係性に焦点を当てたストーリーかと思いきや、ミステリーとしての要素も多いのが特徴でした。
1章ごとに、展開が結構過激でビックリするような
上部では仲良しに見える5人の女子の胸の内が見え隠れする描写がゾワゾワするし、面白く感じました。
『カワイソウ、って言ってあげよっかw』は、イヤミス好きな人におすすめ!
今回は、夏原エヰジさんの『カワイソウ、って言ってあげよっかw』のあらすじや感想をご紹介しました。
女同士のドロドロが楽しめ、ミステリーとしても最後まで先が読めない展開が魅力です。
イヤミス好きの方にもおすすめできる作品なので、ぜひ読んでみて下さいね!