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夏はイベントも多いし、外で遊ぶのはとっても楽しい!
でも、あまりにも暑い日は、外出せずに冷房の効いた部屋で過ごすのも幸せですよね。
そんなときは、ホラー小説を読んで、さらに涼しくなってみませんか?
背筋が凍ってしまうほどゾワゾワしてしまうようなホラー小説って、夏にぴったりだと思います。
今回は私が実際に読んで面白かった!怖すぎた!と感じたホラー小説を5冊に超厳選してみました。
参考にして頂けたら嬉しいです。
本当に怖くて面白いホラー小説を超厳選して5冊ご紹介
ホラー小説には、幽霊系やパニック系、人コワ系など、様々なジャンルがありますが、今回ご紹介するのは人コワ系寄りの作品が多いかもしれません。
個人的にイヤミスが好きなので、自然とホラーも人コワ系が好きなんです。
今回は超厳選のご紹介ですが、私が実際に読んで本当に怖くて面白い!と感じて自信を持っておすすめできる作品ばかりです。
ぜひぜひチェックしてみて下さいね!
『夏と花火と私の死体』乙一
9歳の夏休み、「わたし」は友達の弥生ちゃんに殺されてしまいます。
弥生ちゃんは、自分が殺したことを隠しお兄ちゃんの健くんに相談します。
そこで、健くんは最近起きている誘拐事件に見せかけ、どうにか「わたし」の死体を隠そうと奔走するというストーリーです。
この作品は、なんと殺されてしまった「わたし」視点で語られ斬新で怖さが倍増しました。
おもな登場人物が小学生で無邪気なところも、逆にコワイんですよね。
そして衝撃のラストで、一気に背筋が凍ります。
この作品で1番ホラーなのは、この作品は著者の乙一さんが17歳のときに執筆したデビュー作ということです。
乙一さんの才能が恐ろしすぎます。
『火のないところに煙は』芦沢央
イヤミス好きの私が大好きな作家、芦沢央さんの作品です。
イヤミスを多く書いている芦沢さんが初めて書いたホラー小説ということで、意外でしたが、あまりの怖さと完成度の高さに衝撃を覚えました。
「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか?」との依頼を受けた作家の脳裏に、悲惨な経験が思い出されますが、小説を書き始めるところから始まります。
この作家というのが、芦沢央さんご本人という設定(?)で、フィクションかノンフィクションか境目がどんどんわからなくなるという、ゾワゾワが止まらない話です。
読み終えた後に、本の裏側を見て軽く悲鳴をあげました。笑
『よもつひらさか』今邑彩
タイトルの意味は、日本神話に出てくる「黄泉比良坂(よもつひらさか)」のことです。
生者の住む現世と死者の住む黄泉の世界との境の坂のことのようです。
私は、読んだ当時「よもつひらさか」という言葉を知らず、調べて初めて知りました!
日本神話が好きな方にもオススメです。
表題作の『よもつひらさか』を含め全部で12編の短編が収録されています。
12作とも様々なジャンルのホラー要素があり、「世にも奇妙な物語」のような独特で不気味な世界観が楽しめますよ。
『黒い家』貴志祐介
大手生命保険会社で保険金の査定業務を担当する若槻慎二は、保険金加入者の菰田重徳からの呼び出しを受け、菰田家を訪問します。
そこで、菰田家の子供が首吊りの状態で死亡しているのを発見してしまいます。
後日、菰田家から保険金の支払いを執拗に求めてきます。
ただ、事件の疑いが高いことや、菰田家では以前にも保険金の不正受給の疑いがあったため、保険金の支払いを保留にします。
保険金が支払われないことにより、慎二の周囲で恐ろしいことが起こり始めます。
保険金殺人をテーマにしながら、ホラー仕立てになっている恐ろしい作品です。
とにかく菰田親子がサイコパスで恐ろしすぎます・・。
『RIKA』五十嵐貴久
42歳の会社員・本間は、妻と娘を愛し平凡に暮らしていました。
ある日、同僚に誘われ、ほんの出来心で出会い系サイトを始め、「リカ」と名乗る女性と知り合いになります。
リカは、メールや電話の返信がないと異常に怒り、ついに本間の前にも姿を現し、いわゆるストーカーに変貌していきます。
リカは長い髪を振り乱し、常軌を逸した手段でストーキングを続け、本間の家族や周囲の人をも巻き込み始めてしまうのです・・。
いわゆるストーカー女の話ですが、リカの見た目もさることながら、狂った言動が恐ろしすぎます。
『RIKA』は、シリーズものになっていて以下の順番で出版されています。
リカの過去の話や、本作の後のリカの姿まで色々と楽しめますが、毎回恐ろしいリカに出会えます。
- リカ
- リターン
- リバース
- リハーサル
- リメンバー
- リフレイン
- リセット
- リベンジ
- リボーン
暑い夏は怖いホラー小説を読んで涼むのも楽しい!
ホラー小説の中でも、個人的に特におすすめの小説を5冊超厳選してご紹介しました。
暑い夏に、ホラー小説の怖さで涼むのも楽しくておすすめですよ。
今回ご紹介した5冊の中で気になる作品があれば、ぜひ手にとってみて下さいね!