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原田ひ香さんの『ランチ酒』ってどんな話なのかな?
シリーズなら、読む順番が知りたいな
原田ひ香さんと言えば、美味しいお料理の描写とハートフルなストーリーの作風が多く、大人気の作家さんです。
そのなかでも、とびっきり美味しそうなお料理の描写が魅力なのが、『ランチ酒』シリーズ。
シリーズは3作ありますが、3作目『ランチ酒 今日もまんぷく』が、ついに5月10日に文庫として発売されます。
主人公は「見守り屋」という特殊な仕事をしていて、夜勤明けの至福のランチ酒に癒されるストーリーです。
でも、ランチ酒をただ楽しんでいるだけではなく、切ない事情を抱えながら生きています。
私も原田ひ香さんが大好きで書籍を何冊も読んでいますが、『ランチ酒』シリーズは特に好きな作品です!
今回は、ランチ酒シリーズの魅力をたっぷりとご紹介します。
ぜひ、参考にしてみて下さいね!
原田ひ香さんとは
原田ひ香さんは1970年神奈川県生まれです。
大妻女子大学を卒業後、秘書として働いていたそうです。
結婚後はシナリオを独学で学び、しばらくプロットライターとして働いたあと小説の執筆を始めます。
2008年『はじまらないティータイム』で作家デビューし、次々と人気作を執筆しています。
美味しそうなお料理の描写と、家族や友情の絆を描くハートフルな作風が特徴的です。
以下の2作品はドラマ化もされています!
- 『三千円の使いかた』
- 『一橋桐子(76)の犯罪日記』
原田ひ香さんのおすすめ作品については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
合わせてチェックして頂けたら嬉しいです♪
『ランチ酒』の概要
ランチ酒シリーズは、祥伝社から2024年4月時点で3冊出版されています。
タイトルと発売日は以下の通りです。
『ランチ酒』 | 『ランチ酒 おかわり日和』 | 『ランチ酒 今日もまんぷく』 | |
単行本発売日 | 2017年11月20日 | 2019年7月 | 2020年10月15日 |
文庫本発売日 | 2020年10月15日 | 2022年6月10日 | 2024年5月10日 |
どの作品から読んでも楽しめるとは思いますが、シリーズもので展開もあります。
そのため、やはり以下の順番で読むのがおすすめです。
- 『ランチ酒』
- 『ランチ酒 おかわり日和』
- 『ランチ酒 今日もまんぷく』
『ランチ酒』シリーズの表紙は、どれも美味しそうなお料理のイラスト。
3作ともデザインが似ているので、順番を間違えないように参考になれば嬉しいです。
『ランチ酒』シリーズのあらすじと魅力
『ランチ酒』の主人公である犬森祥子は、「見守り屋」という特殊な仕事をしています。
「見守り屋」って何・・?
「見守り屋」なんて、聞き慣れない言葉ですよね。
「見守り屋」の仕事内容やあらすじ、ストーリーの魅力をご紹介していきます。
「見守り屋」とは?
「見守り屋」とは、祥子の同級生である亀山太一が社長を務める中野お助け本舗が始めたサービスです。
祥子は、あるきっかけで亀山に「見守り屋」の仕事を任されているのです。
「見守り屋」の営業時間は22時から5時までの、まさに夜勤タイム。
ワケありの客から依頼があれば、人やペットでも何でもとにかく見守るという仕事なのです。
見守りを依頼してくる客は、ワケありでクセも強い人ばかり。
最初は戸惑いながらも、祥子は様々な客と関わる中で自分の人生を見つめ直していくストーリーです。
特殊な仕事明けのランチ酒で、至福の一杯!
ランチ酒では、以下のように場所とメニューで各章のタイトルが綴られています。
- 中目黒 ラムチーズバーガー
- 御茶ノ水 牛タン
- 新宿 ソーセージ&クラウト
- 中野坂上 オムライス
私は初めて読んだときに、目次だけでどれも美味しそうでお腹が空いてしまいました!笑
各章に登場するお料理とお酒に、ひたすら舌鼓を打つ祥子の描写にはもうたまりません❤︎
ランチ酒1〜3に共通する構成で、各章10ページ前後のボリュームなのも読みやすいポイントです。
主人公と依頼主を取り巻く切ない人間ドラマ
主人公の祥子は、ただ気楽に「ランチ酒」を楽しんでいるわけではありません。
実は、祥子は離婚した夫との間に娘がいますが、様々な事情により娘は元夫と義母によって育てられています。
そんな娘が恋しくなったり、人生を後悔したり、複雑な感情を馳せながら、祥子はランチ酒で癒されているのです。
ストーリーが進むごとに、元夫や娘とのやりとりにも展開があるのも本シリーズの魅力です。
さらに、見守りを依頼してくる客達も、それぞれに複雑な事情を抱える人ばかり。
そんな客達と関わるごとに、祥子が自分の人生を見つめ直していくのが切なく優しいストーリーとなっています。
『ランチ酒』シリーズに登場するのは実在するお店?
『ランチ酒』シリーズでは、たくさんの美味しそうなお料理が登場します。
各章では、おもに東京都内の地名とメニューが綴られていますが、実在する飲食店がモデルとなっているのだとか。
東京都内の人なら、特に楽しめるかもしれません。
行ったことのあるお店が登場したら嬉しくなっちゃいそうです。
『ランチ酒 今日もまんぷく』の文庫が2024年5月10日に発売!
『ランチ酒』『ランチ酒 おかわり日和 』はすでに文庫化されていますが、第3作目の『ランチ酒 今日もまんぷく』の文庫化も決定しました。
書籍を文庫で手軽に楽しめるのは嬉しいですよね!
2024年5月10日に発売なので、ぜひ手に取ってみてくださいね!
『ランチ酒』シリーズがおすすめな人は?
『ランチ酒』シリーズは以下のような人におすすめです。
食いしん坊またはお酒が好きな人!
東京のグルメめぐりが好きな人
癒される人間ドラマの小説が読みたい人
私もお酒が大好きなので、特に楽しめました。
お酒を飲みながら『ランチ酒』シリーズを読むのもおすすめです!
『ランチ酒』シリーズはお腹も心も満たされる癒しの小説
今回は、原田ひ香さんの『ランチ酒』シリーズのあらすじや魅力をご紹介しました。
各章で美味しいランチとお酒の描写が楽しめるのはもちろん、様々な人間ドラマが見れます。
まさに、お腹も心も満たされる魅力的な癒しの小説だと思います!
今回、シリーズ最新作が文庫化されたことによってより手に取りやすくなりましたよね。
ぜひ、『ランチ酒』シリーズを読んでみて下さいね!