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2024年11月1日、東野圭吾さんの最新作『架空犯』が発売されました。
都議会議員と元女優の夫妻が、不可解な放火殺人事件により命を落とすというセンセーショナルな内容です。
本作は『白鳥とコウモリ』に登場した五代刑事が再び活躍するので、シリーズ続編ではありますが、単体としても楽しめる作品です。
東野圭吾さんの文章は読みやすくて、今回もあっというまに引き込まれて一気読みでした!
あらすじや感想を簡単に、もちろんネタバレなしでご紹介するので、読もうか迷っている方はぜひ参考にしてみて下さいね!
『架空犯』の概要
『架空犯』の概要は以下の通りです。
タイトル | 『架空犯』 |
著者 | 東野圭吾 |
ページ数 | 457ページ |
出版社 | 幻冬舎 |
ジャンル | ミステリー |
単行本発売日 | 2024年11月11日 |
457ページに及ぶ長編ですが、東野圭吾さんの作品は引き込まれてスラスラと一気読みできてしまうのが魅力です。
『架空犯』は『白鳥とコウモリ』のシリーズ最新作
『架空犯』は、『白鳥とコウモリ』に登場した警視庁捜査一課巡査部長の五代刑事が再び登場するので、いわゆるシリーズものになります。
ただ、同じ刑事が登場するシリーズものではあるものの、全く別のストーリーなので、『白鳥とコウモリ』を読んでいなくとも問題なく楽しめます。
とはいえ、『白鳥とコウモリ』を先に読んでおくと、より楽しめることは間違いなしです!
『白鳥とコウモリ』のあらすじや感想は、以下の記事でご紹介しているので気になる方は合わせてどうぞ♪
『架空犯』のあらすじ
ある日、都内の高級住宅地の邸宅で火災が発生します。
焼け跡からは、都議会議員である藤堂康幸と、妻で元女優の藤堂江利子の遺体が発見されます。
当初は無理心中かと思われましたが、次第に不可解な点が見つかり、殺人事件の可能性が極めて高いと判断されるようになりました。
被害者の夫妻は有名人のため、ワイドショーでも連日話題になり世間の注目を集める事件。
地位も名誉もあり、何不自由なく華やかな生活を送っていたと思われる夫妻に一体何があったのか・・?
警視庁捜査一課の五代は、所轄の山尾と共に捜査を命じられ、事件の真相を探っていきます。
『架空犯』のおもな登場人物
『架空犯』の、おもな登場人物は以下の通りです。
- 藤堂康幸:都議会議員
- 藤堂江利子:康幸の妻で元女優
- 榎並香織:藤堂夫妻の娘
- 榎並健人:香織の夫で医師
- 本庄雅美:江利子の女優時代からの友人
- 今西美咲:東都百貨店外商員
- 垣内達夫:藤堂康幸後援会会長
- 平塚園長:「春の実学園」園長
- 五代努:警視庁捜査一課巡査部長
- 山尾陽介:生活安全課警部補
- 筒井:警視庁捜査一課警部補
読み進めるうちに藤堂夫妻の過去が判明していき、登場人物たちとの繋がりもわかっていく展開が読みどころです。
『架空犯』を読んだ感想
457ページという長編ながら、東野圭吾さんの相変わらずの文章の読みやすさとストーリー展開に引き込まれ、一気に読んでしまいました!
都議会議員と元女優の夫妻が被害者の事件ということもあり、「華やかな人生の裏には何かがあったのかな・・」と推理しながら読み進めていました。
『白鳥とコウモリ』でも活躍した五代刑事と共に推理している気分で、楽しめました。
また、犯人の足取り特定までの捜査方法など、現代の技術には読んでいて感心してしまいます。
登場人物も、そこまで多いわけでもないのでミステリー小説初心者の方でも読みやすいのではないかと感じました。
『架空犯』は文庫や電子書籍でも読める?
『架空犯』は2024年11月1日に発売された最新作のため、現時点では紙の単行本でしか読めません。
書籍が文庫化されるのは、2年〜3年ほどと言われているので、文庫化までなかなか待ちきれないですよね。
ちなみに、前作『白鳥とコウモリ』の単行本発売は2021年4月で、文庫本発売が2024年4月と、文庫化まで約3年かかっています。
電子書籍化も現時点では期待できないのかな?と思います。
というのも、東野圭吾さんはこれまで90作品以上の作品を出版していますが、電子書籍で読めるのは以下の8作品のみです。
- 『容疑者Xの献身』
- 『白夜行』
- 『プラチナデータ』
- 『ナミヤ雑貨店の奇跡』
- 『流星の絆』
- 『ダイイング・アイ』
- 『疾風ロンド』
- 『誰かが私を殺した』(オーディブルのみ)
上記の作品は以下の電子書籍サービスで読めます!
というわけで、『架空犯』を早く読みたい方は、単行本を購入して読むしかない!という結論です!
『架空犯』は『白鳥とコウモリ』を合わせて読むのがおすすめ!
2024年11月1日に発売された東野圭吾さんの最新作『架空犯』のあらすじや感想を簡単にご紹介しました。
単体の作品としても楽しめますが、読書時間に余裕がある方は『白鳥とコウモリ』を合わせて読んでおくのがおすすめです!
五代刑事が活躍する作品なので、先に読んでおくとより一層楽しめますよ!